良い絵本と子育て

絵本を通して少しでも育児のお役にたつことを願っています。

“ももたろう”日本の昔話と言ったら桃太郎!は、やっぱりはずせないでしょう。

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むか~し むか~し、 あるところに・・・ 

 

から始まる、耳に残るこの昔話の定番フレーズ!!

 

これから一体何が始まるんだろう!と、

ワクワク感から始まるこの物語!

 

おじいさんは しばかりへ いき

おばあさんは かわへ せんたくへ

 

昔ばなしによく登場するおじいさんとおばあさん。

 

大人になった今でもほとんどの人が“ももたろう”の話は意外とハッキリ覚えているのではないでしょうか?

 

昔から今も子供を魅了し続けてきただけあって“ももたろう”は大人になって改めて読んでもやっぱり面白いですし、日本の国家感や健全な心を育むためにも必要で外せない絵本です。

 

“ももたろう”の凄さとは

 

実は、桃太郎の凄いところは小さな子供でも話しが分かりやすくて面白いのは勿論のこと、話のテンポの良さやリズム感がとても良いため子供のもっとも耳が育つと言われている耳のゴールデンエイジ期までに絵本を読み聞かせる事によって物語がスッと入りやすいんです。

(我が家では某有名音楽教室に通っており、それによると耳が最も育つのは6歳半迄と言われています。)

 

実際にうちの子は何度か読み聞かせているうちに、いつの間にか何も見ず最初から最後まで「ももたろう」を楽しそうに聞かせてくれます。そんな姿を見ると読み甲斐があるな~と、しみじみ感じると同時に子供って凄いな~!と感心しております。


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“ももたろう”にも、いくつか出版社や出た年代によって微妙に話しの違いやフレーズ違いがあります。“ももたろう”の絵本なら何処のでも大丈夫と言う訳ではなく、最近出た物だと変に話を改悪されてしまって酷い物があるのも残念ながら事実です。

 

そこで、、、

 

実際に読んでみてオススメできる我が家にある“ももたろう”の絵本をいくつかご紹介します。

 

★年少さんくらいまでにおすすめ!

 

日本昔ばなしアニメ絵本⑤ももたろう】◎△△

文 柳川 茂/永岡書店

◎比較的に小さくて軽いため、小さな手でも持ちやすいので自分で読みたい子向けです。

△フレーズが短縮されている。

△絵がアニメ調で軽いです。


 

 

【はじめての世界名作えほん1ももたろう】◎◎△

文 中脇 初枝/作画 山田 みちしろ/美術 渡辺 由美/ポプラ社

◎◎おおきなももが、どんぶらこ どんぶらこと ながれてきました。「あまーい ももは こっへ こい。すっぱい ももは あっちへ いけ。」と言う桃太郎の話の中での重要フレーズが飛ばされずにきちんと入っており、リズム感が良く、なんと言っても読んでても聞いてても楽しくなるような絵本なので是非おすすめしたい1冊です。

△絵がアニメ調で軽いです。


 

 

★年中さん以上におすすめ!

 

【新・講談社の絵本 ももたろう】◎◎◎

絵 齋藤 五百枝/文・構成 千葉 幹夫/講談社

文は勿論のこと、なんと言っても画が本当に素晴らしいんです!子供用の絵本とは思えないほど本格的で細部までこだわりのある画が見事に描かれています。実際に画を描いてるのは有名な日本画家です。このシリーズではももたろうをはじめ、他にもかぐや姫一寸法師など有名な話が全部で20シリーズ作品あります。どれもこれも画が本当に美しく素晴らしい作品です。復刻版ですが既に廃盤の為、今から全てを手に入れることは残念ながら難しいかもしれません。中古でも物凄く高額の値段で市場に出回っている物もありますが、稀に僅かながら新品定価で買える物も残っているので、見付けたらラッキーです。たまに価値を知らない人がメルカリやブックオフ等で破格の値段で手放されている方を見かけますが、こんなに良い絵本は今後もう出てこないし、もう手に入らなくなる可能性が高いので勿体ないな~!なんて、思ったりしています。良い絵本は子供が大きくなった後も保存して残しておき、将来子を持ったときに孫に是非大切に受け継いでほしいな、と思います。


 

その他おすすめの

“ももたろう”の絵本

 

【ももたろう】福音館書店

絵 赤羽末吉 /文 松居 直

昔話の絵本の絵を数多く手掛けている巨匠、赤羽末吉による絵が大変味わい深く、好みはあるかも知れませんが見れば見るほど引き込まれるような絵が素敵です。絵が素敵だと子供の想像力もより育まれます。

 

 

 

幼い頃の感性は敏感で鋭く、良い物は良い感性を育みます。

質の良い絵本を沢山読んで見て感じることによって本物を見る目は鍛えられ、養われるはずです。絵本に限りませんが幼い頃から本物を知り、触れる機会が多ければ多いほど、この先の長い人生の中で必ずどこかで役に立ち、心豊かな人生を送ってくれるはず!と、信じております。

 

子供には幼い頃から是非、本物を与えたいものです。

 

我が家からは遠距離なので、なかなか厳しいですが、余裕のある方は“ももたろう”で有名な岡山県へお子様と実際に行ってみるのも良いでしょう。


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桃太郎の伝説が色濃く残っている岡山県吉備津神社です。

 

日本の有名な昔ばなしの“ももたろう”の伝説が今でも残っていて、実際に今も大切に受け継がれている神社が実在している!なんて、なんて素敵なんでしょう。


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境内にある桃みくじ!かわいいですね。


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いつか子供と訪れてみたいものです。


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絵本を通して親子共通の認識があると楽しいです。

 

親にとっては“ももたろう”の良さを改めて今一度、再確認し、子供にとっては新鮮で楽しめる“ももたろう”絵本の読み聞かせを通して親子で一緒に感じ、今しかない愛する子供の成長を近くで実感してみては如何でしょうか?

 

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写真提供/岡山県連盟会

 

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