良い絵本と子育て

絵本を通して少しでも育児のお役にたつことを願っています。

“なつのおうさま”夏に親しみ楽しもう!夏の昆虫カブト虫!

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今年の夏はコロナの影響で学校の夏休みが短縮されたり、なかなか遠くへ出掛けることが厳しい状況でしたね。この夏は、お子さんとどうお過ごしでしょうか?

我が家では最近、次女が生き物(特に虫)に興味を持ち出し、道端や近くの公園、はては我が家のベランダへやって来た虫達にも大変興味を示し、関心を寄せております。気になった虫については誰に言われるでもなく、すぐさま昆虫図鑑を開いて調べては私に一所懸命に説明をして熱く語ってくれる虫博士であります。

そんなに虫が好きなのであれば、、、

と、図書館で分かりやすく読みやすそうな夏の虫の絵本を中心に片っ端から借りてきては読み聞かせをし、読めば読むほど前よりもさらにより一層虫が好きになり、興味や関心もさらに高まることとなりました。

夏の昆虫の主役 カブト虫

ある日、、、

次女は、とある絵本の表紙に書いてあるフレーズが非常に気に入ったようです。

その絵本の名は、、、

『なつのおうさま かぶとむし』です!

様々な虫に興味はあるのですが、どうやらこのフレーズに娘は感化された様でして、普段の何気ない会話に夏というワードが入っているだけでここぞとばかりに「カブト虫は なつのおうさまなんだよー!すごいよねー!」と、ことある毎に言い出し、ついには「なつのおうさま カブト虫 本物のカブト虫 捕まえに行こうよー!」と、勝手に大張りきりです。。。

そんなに言うならば!と、、、

我が家から車で30分もしたところにはクヌギの木が沢山生えている雑木林があるのでそこへ実際に娘を連れて行ってさっそく一緒に探してみることにしました。

実を言うと、私は虫があまり得意ではないのです…。しかし、カブトムシやクワガタなら幸いなことに私には兄がいたため子供の頃に慣れ親しんでおりました。子供の頃は触れた虫が大人になって触れなくなることもよくあるので、はたして今も触れるのかどうかの不安は残りましたがせっかくなんだから子供と一緒に楽しもう!と、気持ち前向きに割りきりました。兄に連れられよく一緒にカブトムシ虫やクワガタ虫をとりに行った記憶があるので、その記憶を便りに日が落ちてから涼しくなる夕方頃を狙って樹液の出ているクヌギの木を探しまわりました。

探すこと10分・・・

すると、、、

いましたーーー!!!

次女のそれはそれはまぁ嬉しそうな顔(ノ≧▽≦)ノ
もぅ大興奮です!次女と一緒に私まで子供心に返り大興奮です。

興奮し過ぎて写真を撮ることをうっかり忘れてしまいましたが見事、野生の雄のカブト虫を捕まえることに成功しました。

次女は、さっそくカブト虫に
「カブくん」と、命名しておりました。
そのままですね(笑)

子供の頃の記憶だけを便りに探しまわった結果、無事に見つける事に成功です。予想通り樹液の染み出ているクヌギの木に、カナブン達と仲良く樹液を舐めているところをゲット出来ました!

子供の頃に遊んだ経験が親となったいま、まさかここでこんなところで役に立つとは思いもよりませんでした。女の子だから虫には興味を持たないでしょうとか固定概念で決めつけてたところもありますが、娘が興味や関心を示したことに対してはとことんはまる経験を沢山させてあげたいな。と、改めて思った次第です。

そして事前に100均で購入した小さな虫かごに、なつのおうさま カブくんを入れ暫く観察したあと、元の自然に帰してあげようか。と、促しました。

しかし、、、

私は娘のカブト虫好きを甘くみていました。


「やだー!カブくん飼うのー!」と、一点張りです。
その後、しばらくずっと大号泣でヒクヒクしながら訴え続けてきました。
ヾ(;゚;Д;゚;)ノ゙もう、それはそれは必死な形相で。。。

かれこれ何分たったことだろう・・・

これをワガママと捉えるかどうなのかは人それぞれだとは思いますが、憧れだった なつのおうさま にやっと出会えたわけです。

虫わいてやだな…とか、臭くならないかな?…とか、大人の私は内心そんな理由で放してあげようと言ったけれど、そんなに必死に主張するならばここは一旦子供の意思を尊重してみよう。と、私も覚悟を決めました。

カブくんに自分で毎日ちゃんとお世話をしてあげることを条件に、飼うことを承諾しました。

何だかんだやりとりをしてる間に
辺りはすっかり夜です。暗くなっていました。

帰ろうとした時、電灯に虫が集まってきたな~と、思ったその瞬間、、、

ブーン…と、何かが飛んできました。
地面に落ちたと同時に確認してみるとそれはなんと、雌のカブト虫!

え?(((((゜゜;)

まさか。。。

えーっと、どうしましょう・・・
と、思ったのもつかの間です。。。

娘はさっそく「カブちゃんだー!」と、もう既に名前が決まっており、案の定まさかのまさか、雄のカブくんと雌のカブちゃんをめでたく一緒に飼うことになりました。(同じ名前が良いそうで…。笑)

繁殖してしまったらどうしよう…と、ついさっき覚悟を決めたくせに内心怯えていることは娘に隠しつつ、、、

「カブくん、奥さんできてよかったね!」なんて、強がりを言ってみたり…。

しかし、、、

カブくんとカブちゃんをみて本当に嬉しそうに目をキラキラと輝かせている娘の姿を目の当たりにしていると、大人の事情である余計な不安は一切消えていきました。

それから100均の狭い虫かごじゃ窮屈すぎるよね?なんて、私から心配までする様になり、次の日にはホームセンターへむかい、もっと大きな虫かごと、カブト虫専用である餌のゼリーと、消臭マットと、消臭兼水分補給用のスプレーを購入しておりました。

あとは、近所の公園でカブト虫が捕まれる用の朽木や枝や葉を娘と一緒によく吟味しながら拾いに行きました。

やっと環境が整いました。

昼間ほぼほぼマットに潜ってしまうカブくんとカブちゃんですが、夜行性のために夜や早朝にひょっこり出てきては餌を食べております。

捕獲から約2週間程たった今も元気そうなので取り敢えず一安心ではありますが、カブト虫の成虫は一夏限りの短い命みたいなので、いざそうなったときが心配でした。しかし、私より虫のことが詳しい6歳になったばかりの虫博士はその事についてはよく分かっていたみたいです。

たいしたもんです!
(時には親バカです・・・(^_^;)

そんなわけで、毎日お世話を欠かさずちゃんと面倒を見つつ、観察しながら今日も新たに虫の知識をつけ続けている我が家の虫博士の次女なのでした。

夏の昆虫カブト虫の絵本

なつのおうさま かぶとむし

ひさかたチャイルド

こちらが噂の我が子の心をガッチリ掴んで放さなかったカブト虫の絵本です。
表紙のネーミングが耳へスッと入り、表紙の格好いい雄のカブト虫の写真が見事に組み合わさり強く印象に残ります。
全ページ見易い写真が載っており、小さな子にも読みやすくて分かり易い文章が記載されております。

我が家で大活躍の昆虫図鑑はこちらです。

昆虫図鑑 小学館

写真が多いので見易いのと分かり易いので、幼い子でも簡単に調べることが可能です。
子供達の好きなドラえもんのDVDも付いています。
映像で視覚に訴え、聞きとりやすく分かり易いナレーションのため聴覚からもスッと入りやすいです。そのためお子さんの興味や関心が高まりやすくなります。

我が家では上の子は全く興味や関心を示しませんでしたが下の子はガッチリ鷲づかみにされています(笑)この違いは一体何なのか?については兎に角謎ですが下の子は毎日この図鑑を開いて今日も楽しんでおります。


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こちらが我が家のカブト虫ハウスです。
夜、綺麗にお掃除したとしても朝方になるといつもガチャガチャに散らかってます。
置き場所は、温度変化が少なくて直射日光の当たらない玄関に置いております。


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もしやこれはカブト虫の卵?と、思いきや…毎日マットへ水分補給用のスプレーを欠かさずしていたせいなのかなんなのか謎ですが何かの種だったらしく、モヤシみたいなのが発芽してきました(^^;)


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右上のゼリーのそばにいるのが雌のカブちゃんです。
カブ君は、先に餌を食べ終えてマットの中でたぶん寝てます。

カブト虫を飼うなんて、、、と嫌悪感いっぱいに思っていたのもどこへやら…実際に育ててみると案外簡単ですし、だんだんと少しだけですが可愛らしくも思えてきましたよ(笑)



ホームセンターに行けばカブト虫の飼育用品は大体揃えられると思いますがよく分からなかったり、お時間がなかなかない方はインターネットでもカブト虫の飼育キットを買えるみたいです。
一応こちらに貼っておきますので気になる方は参考にどうぞ。

カブト虫飼育キット

飼育ケース・昆虫マット・昆虫ゼリー・消臭ウォーター・バックスクリーン・虫よけシートが入っています。成虫・幼虫どちらにでもOKだそうです。
カブト虫の飼育に必要な物は大体揃っています。

しいて言えばカブト虫がひっくり返ったときに捕まれる枯れ木や枝が欲しいところです。朽ち木や枝もインターネットで買えるは買えます。しかし、こちらはお子さんと一緒に是非、お近くの公園へ拾い歩きに出掛けて頂きたいと思っております。なぜなら、ほんのわずかな時間と一手間で親子の大切な時間を過ごせますし、子供にとっても親にとってもきっと良き思い出作りとなってくれることでしょう。


まとめ


何かにガッツリはまる経験って良いですよね。
大人になるにつれてこういう経験ってだんだん薄れていくような気がします。

はまるかどうかは別としても、少しでも興味や関心を示した物があれば好き嫌いする前のなるべく未就学児~小学校低学年のうちに、取り敢えずどんどん与えて様子をみても良いと思います。そこで将来の何かのきっかけ作りになったりだとか、とことんはまった経験があれば大きくなった時にどこかで役に立ったりするかもしれないですし、子供の頃にガッツリはまったものって大人になっても案外忘れないものです。
それに子供の知識を吸収するパワーや、楽しそうに学ぼうとしている姿勢を目の当たりにしていると何だかこちらまで元気が出て来るようなそんな気がして感化されますし、何よりも子供の成長ぶりを間近で感じられます。

お子さんの興味や関心を少しでもキャッチしたならば、興味や関心に応じた絵本や図鑑をガッツリはまるかもしれないチャンスだと思ってすかさず与えてみて下さい。
やっぱり子供の興味や関心のセンサーは、身近にいる親が1番に感じられる事だと思うので、日頃から是非お子さんの興味や関心のセンサーにアンテナを張っていてあげましょう。





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