良い絵本と子育て

絵本を通して少しでも育児のお役にたつことを願っています。

子供との時間と子育てについてあれこれ・・・

今年の夏はコロナの影響で、県外への外出や、遠出がなかなか厳しい状況に置かれていると思います。しかし、子供はあっという間に大きくなりますし、そのうち友達と過ごす割合が多くなってしまうもの。
親子で一緒に過ごせる時間もあと何回か数える程度になることでしょう。。。
遠くに行かなくても出来る遊びや思い出作りを考えたり、子供と向き合うきっかけになった人も多いのではないでしょうか。

我が家の子育てについて

我が家は子育て順調です!と、言いたいところですが色々あります。
長女が未就学児の頃は物凄くベッタリ甘えん坊さんで、2つ下の妹もいたからか、赤ちゃん返りがとにかく酷くてその頃の未熟な私には到底受け止めきれず、幼い頃の子育て中はとにかく毎日が精一杯で、早く大きくなって欲しい!と、実際に何度も何度も思ったこともありました。

けれども長女が小学校1年生のある日のこと、、、
我が子は突然登校拒否になりました。(約1ヶ月半程)

その事をきっかけに、今までの子育てについて全て振り返り、猛反省をしました。
それまでは、子供が大人になってから困らないように。と、自立ばかりを早く促す様に務めてばかりいましたが、それは親の一方通行であったことなんだと気が付かされ、無理させてまで早く大きくならなくていい!そう思ったんです。
そんな風に思えるようになったら急に肩の荷が下り、少しだけ気持ちに余裕が出来ました。

どうやら育児を頑張らなきゃ!頑張らなきゃ!を、子供にも知らず知らずのうちに頑張りなさい!頑張りなさい!と、押しつけていたようです。

だからと言って叱ることがなくなったとか、反対に育児を楽して投げ出すとかそう言う事ではなくて、昔話の絵本に出て来るおじいさん、おばあさんを見習って穏やかな心待ちでもっと長い目で子供を見るようにしました。(絵本の力は凄いです!親にも沢山のヒントを下さり有効的です。)

子供と日々過ごしていく中で、まだまだ反省する事も多々あることはあります。
けれども、その事をきっかけに今では以前よりも親子の信頼関係が厚く築けたようにも思います。

幸いなことにまだ長女が小学校1年生の頃だったのもあり、早い時期に大切なことに気づかせて貰えて今では本当に良かったな。と、思っております。
小学校2年生になった今では以前より見違えるほど明るくなり、かなり社交的な性格になりました。
伸び伸びしすぎて突っ込みたくなるときもありますが…(^^;;。

子育てはやり直しがきかない!と、いう事を日々過ごす中で実感してきておりますが、子供のために何かしてあげたいと思うのは自然なことであり、親心であります。子育てを頑張りすぎる必要はない!とは思うものの、明日死ぬかもしれない。と、いう心待ちで子育てをすると今までは見えていなかったことや、あえて見たくなかったことにも強制的に目を向けなくてはならなくなり、目を背けず、もっともっと真剣に子供と向き合えるような気もします。

私はいつもそんな心待ちで子育てをしております。

ただし、頑張りどころは間違えないよう日々軌道修正しながら過ごしています。

真剣に向き合うからこそ、絵本の読み聞かせについても毎日真剣に行っておりますし、絵本の選定をはじめ、真剣な心待ちで気持ちを込めて読んであげると子供に伝わる事は勿論のこと、ただただ楽しいんです。自分が楽しくなきゃ子供も楽しくないのではないか?と、思うからです。

また絵本の選定については1番重要視をしていて、何でもかんでも沢山読んであげればいいとは思っておらず、常に真剣勝負でいます。ジャンクフード的な絵本が溢れている現代にこそ出来る限り、特に昔の良質な絵本を選びぬき、今のうちに沢山与えてあげたいな。と、考えております。私も子供も絵本が大好きなので図書館で借りられる限りの数の絵本や紙芝居を大きな袋いっぱいに毎回大変重くて大変ですが借り続けています。なぜならそれ以上に得る物の方が大きいからです。

なぜ、特に昔の良質な絵本が子供に必要か?
についてはこちらのリンクをご覧下さい。
iiehon.hatenablog.com

そして、図書館で借りてきて良かったなと思う絵本については販売されている物については実際に書店やネットで調べてから購入することもあります。つい最近では、下の子の誕生日だったこともあり、奮発して昔話の絵本の全シリーズ30巻を購入し、プレゼントしたところです。目をキラキラ輝かせ大変喜んでおり、上の子も読みたい読みたい!と、興味津々でした。

上の子も下の子も2人とも、「うちにある絵本は捨てないでずーーーっと、とっておいてね!だって、私が大人になって結婚して子供ができたら自分の子供にこの絵本を読んであげたいのだから。」と、言ってくれています。

そんな姿を見ると大変嬉しく、感慨深い物があります。
“絵本の読み聞かせ”この貴重な時間こそ、宝であると信じてやみません。

ここだけは前々からずっと続けてきている事ですが、ここだけに関しては頑張ってみても空回りすることなく、良いことしかないと確信しておりますので育児を頑張る親御さんには是非ともオススメしたいと思います。
子供もいずれ大人になるので、いつまで読み聞かせを続けさせて貰えるかは分かりませんが出来る限りこれからも良質な絵本の読み聞かせをずっと続けていきたいと思っております。

絵本と同様に我が家では体験も大切にしていて、幸いなことに我が家は程良い田舎のため何気なく子供と散歩へ出かけたとき、田んぼへ行ったり畑や山を見たりして季節の移り変わりを実際に感じております。草花を実際に触ってみたり、観察したり、葉っぱで遊んだり、虫を捕まえたり、小川で沢ガニを捕まえてみたり等々…。そんな何気ない事を幼い頃からとても大切にしているので子供達は四季の移り変わりにはとても敏感で、四季折々を楽しんでおります。

我が家では、毎月カレンダーをめくると前月のカレンダーの裏に子供が季節の画を描いてくれます。そのため、毎月季節感溢れる画を壁に貼って飾るのが楽しみでもあります。


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今月の画のテーマは“七夕”だそうです。
(旧暦では8月のため、7月~8月迄飾って欲しいとの事です。)
by.長女



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“織り姫と彦星”だそうです。
お姉ちゃんのを横でチラ見しながら(笑)一生懸命描いていました。
by.次女

下の子への誕生日プレゼントで

購入した昔話の絵本はこちらです。

むかしむかし絵本 全30巻シリーズ

国学図書館協議会選定図書 ポプラ社


図書館で何度も借りてきて読んだ絵本が沢山入っていたのと、良質な昔話の絵本のシリーズはなかなか全シリーズ揃えることができないので、買えるうちに買っておこうと思い購入しました。
子供が何度も何度も読みたくなるような良質な絵本です。この手の絵本は子供が大人になったときにいずれ買えなくなる可能性もあるので今のうちに購入しておいて良かったと思っております。

我が子の誕生日の日には必ず 読み聞かせてあげている絵本です。

うまれてきてくれてありがとう

ぶん にしもとよう/え 黒井 健/童心社

時々子供が読んでほしいと絵本棚から持ってくるこの絵本は、妊娠して~出産する迄の思い出と、我が子を思う愛情に溢れたあたたかい気持ちを改めて思い出させてくれる絵本です。
「うまれてきてくれてありがとう」
母も子もどちらも幸せになれる魔法の言葉ですね。子供を抱き寄せ、母の愛情と温もりを感じながら読み聞かせてほしい素敵な絵本です。
我が家では、誕生日には必ず読み聞かせをしている必須アイテムです。

季節感を育む手助けになってくれる図鑑はこちらです。

きせつの図鑑(小学館の子ども図鑑 プレNEO)

監修 長谷川 康男/小学館

明治学院大学心理学部教育発達学科准教授、元・筑波大学附属小学校副校長である長谷川康男監修の図鑑です。

ノーベルしょうを もらった 田中耕一さんは、つぎの ように 子どもたちに つたえています。

「どうして? なぜ? と 思った ことをしらべてごらん。 自分でネ。おもしろい こと 見つかるよ。」

みのまわりで「?」を 見つけたら
この 本を ひらいて さがしてみましょう。
きっと はかせに なれるよ。

(本書引用文/この本をよむみなさんへ 長谷川康男)

四季折々の植物や虫等の自然、行事、あそび、食、色、暦について多岐にわたりその都度イラストや写真で分かり易く解説や記載がされているので子供の知的好奇心を楽しみながら満たしてくれます。誰でもよく知っている季節の童謡も間に挟まれており、それと一緒に片手で弾ける程度の簡単な楽譜も記載されているので自ら弾いて耳からも季節を感じることが出来ます。


コロナで遠くへ出掛けるのは厳しいかもしれませんが本書を参考に近くの公園や道端で親子で季節探しへ出掛けてみるのも良い思い出や発見に繋がるかもしれません。
大人は子供の頃の懐かしい思い出がよみがえってきたり、子供は新たな発見や知的好奇心を育めることでしょう。





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いいえほん より




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