良い絵本と子育て

絵本を通して少しでも育児のお役にたつことを願っています。

コロナによる学校休校期間中の子供との過ごし方②

f:id:iiehon:20200702180453j:plain
我が家のベランダでツツジを育てているのですが、ちょうど3月頃、そのつつじの植えてある鉢から突然何かの植物の芽が生えてきているのを子供が見つけてくれました。植えた覚えのない植物で柔らかくて可愛らしい芽だったので、子供とじーっくり観察してみましたが、一体何の植物なんだかさっぱり分かりません。
何の植物だろうね?と子供達と不思議に思いつつ観察していたら、「これ育ててみようよー!」と、子供が提案してくれたので、親子で一緒にそのまま育てて観察してみることにしました。
ワクワクですo(^o^)o

1ヶ月くらいすると茎や葉も少し伸びてきました。しかし、謎は益々深まるばかり。

しばらくすると、、、

黄色くて可愛らしい蕾?花?らしきものが出来ておりました!とっても可憐で可愛らしかったです。残念ながら写真に納めそびれてしまったので、⬆️絵に描いてみました。(ネタバレしてます・・・)

この植物は、一体何の植物だろう?と、親子で知りたい気持ちが強くなり、
家にちょうど植物図鑑が置いてあったので、子供とさっそく一緒に調べてみることにしました。

すると、、、

ちゃんと、載っているではありませんか!


f:id:iiehon:20200702194139j:plain

母子草(ハハコグサ)と、言うそうです。

素敵な名前ですね。因みに子供は隣に記載されている父子草(チチコグサ)もあることを知って「凄いね!お父さんもあるんだって!面白いー!」なんて言って、とっても興味津々でした。

実は図鑑で知ったことがもう1つあって、春の七草であるセリ、ナズナ、オギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)の中の1つ、オギョウはなんと、母子草の事なんだそうです。
オギョウ以外の七草は知っておりましたがオギョウって何だろう?位にしか思っていなかったので、今回の事をきっかけに“知る”の体験が出来たことは私にとっても非常に大きかったです。

我が子に感謝です。

来年の七草粥は、ひと味もふた味も違うことでしょう。

子供は母子草を食べられるという事を知って「どんな味がするのかな?母子草を食べてみたい!」と、言い出しました。なので、さっそくネットで母子草の食べ方を調べてみました。
すると、母子草を蓬(よもぎ)の変わりに母子草餅を作れるそうなんです。しかし、母子草餅を作るには花が出る前の柔らかい葉や茎を用いるようなので、残念ながら今回は叶いませんでした。
(来年こそチャレンジしたいです。)
昔は草餅といったら母子草を用いるのが当たり前だった様で、母子草を餅の繋ぎ変わりに使っていたようです。
現在では、当たり前の様に食べている蓬から作る草餅は、江戸時代に入ってからの事の様です。

母子草は元々雑草なので、かつて日本のどこにでも生えていた様です。しかし、開発によりその姿を見る事は残念ながらどんどん減っていった様なのです。母子草を見掛けることは今では貴重なものとなりつつあるようですね。

我が家はやや田舎くらいの場所に住んでおりますが、母子草を見掛けることはなかったです。何故我が家のツツジの鉢に母子草が生えてきたのか?どこから種が飛んできたのか?については今も謎のままです。気が付かなかっただけできっと、今でもどこかに自生してくれているのでしょう。。。

そんな我が家の母子草も、いつのまにかぐんぐん背も伸ばし高くなり、随分大きく育ってくれました。花先から綿毛を少しずつ飛ばすようにもなってきました。

f:id:iiehon:20200703043800j:plain
こちらの写真は6月前半頃のものです。
一株で、こんなに伸びました!

春の草なので今は枯れつつありますが、種をとっておいて来年も育ててみようと思います。そして来年こそは、我が子リクエストの母子草の草餅に挑戦してみようかと思います。

もし、母子草をどこかで見掛ける事があったら少しの時間でも良いので是非、立ち止まってみてみてください。
お子さんと一緒に観察してみるのも楽しいものですよ♪

子供が親になったとき、自分の子供にも同じ事をしてくれるのではないのかな?と、期待しつつ願いつつ。。。だって母子草は、母と子の草ですから(^-^)

我が家で実際に使用している植物図鑑です。

★ 小学館の図鑑NEO「植物」

とっても見易く、幼い子からでも簡単に自分で調べられます。


日本ブログ村へ参加中です。
応援、宜しくお願いします(^人^)
にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村